債務者が学生のケース
学生が債務整理?と思うかもしれませんが、大学生ともなれば十分にあり得る話なのです。
専業主婦のように自分は働いていなくても世帯全体の収入の3分の1まででしたら、カードローンも利用できます。
また、アルバイトをしていて収入があれば、クレジットカードを持つこともできるのでキャッシングでお金を借りることもできるのです。
そうなれば返済が追い付かなくなり、債務整理にたどり着きます。
恐らく両親に内緒で借金や債務整理ができるのか気になっている方が多いでしょう。
同居していればバレる確率も高くなりますが、1人暮らしであれば内緒のまま債務整理を終わらせることができます。
法律事務所に依頼を始めた段階であれば、事務所にその旨を伝えておくとバレないように進めてくれます。
未成年であっても和解後にきちんと返済していれば、原則事務所から実家などに連絡がいくことはありません。
バレるきっかけは明細などの郵便物、自宅への電話などです。
明細は紙製でなくネットで確認できるように、電話は固定電話ではなく自分の携帯電話の番号を登録するようにしましょう。
流石に自己破産となってしまうと隠し続けるのは難しいでしょう。
任意整理であれば、債務整理が始まったら期日通りに返済していくことを心がけます。
学生のうちの借金というと、何百万になる高額の負債ではないでしょう。
もし高額なら、弁護士の前に両親に打ち明けた方がいいですね。両親に肩代わりしてもらい働くようになってから両親に返済してあげる方法もありますね。
返せないからと周囲の友達に借金をするのはおすすめできません。所詮他人なので絶縁される可能性が零ではありません。
そうなったら、両親に伝えて援助してもらうことをおすすめします。
債務整理のあと
債務整理を始めた時点で、クレジットカードは停止処分となります。
そしてその後3年間はデビットカード以外のクレジットカードは作れなくなります。ローンを組むような買い物もできません。他の債務者と同じですね。
学生の場合、ここで困るのは携帯を機種変更した際の端末の分割払いではないでしょうか。
一時的に両親に肩代わりしてもらうか、一括で支払うかのどちらかになります。
端末自体は分割購入の方が割引になるように設定されているため、分割購入の方が本当はお得です。
ですが、肩代わりを頼むとなると、当然どうして自分ではできないのかと疑問に思われるでしょう。
信用情報機関に登録された事故情報などが削除されるまでの3年間は機種変更をしないか、中古携帯ショップなどで別の端末を買って使うと良いかもしれませんね。
中古携帯ショップでも、探してみると旧型の新品の機種が定価より安く購入できます。