債務者が医療関係者のケース
医療関係者の中で一番メジャーなのは医師でしょう。歯科医師、獣医師、などひとことに医師といっても様々ありますね。
ですが、医師というと一般企業で働く会社員よりも給与が高額なイメージがありませんか?
債務整理を希望する医師の多くは開業医なのです。地域密着型の町病院にいる医師です。
総合病院や大学病院に勤務する医師は、雇われて勤務しているため会社員と同じなのですが、開業医は自分が経営者になります。
つまり借金も開業や運営のための資金がほとんどです。
経営が安定した病院なら、債務整理の依頼も通りやすいため、任意整理で早々に借金を返済できる医師もいます。
また、開業医が破産し病院を廃業することになっても、勤務医として他の開業医の元で働いたり、総合病院などの求人を探すという方法があるため生活の不安を覚えることはないでしょう。
医師の他、薬剤師、助産師、看護師も同一の条件です。
債務整理のあと
医療関係者も、債務整理を受けても資格に影響はないので、そのまま働き続けることができます。
上記した開業医だけは自己破産して廃業すれば、今まで通りとはいきませんが医師という仕事は続けられます。
この他、助産師や薬剤師も開業して破産していれば、法人や個人の元で働き仕事を続けていくかたちになるでしょう。
債務整理から5年程度たてば、再びローンが組めるようになりますし、勤務医として働きながら資金をため再び開業することは可能です。
開業の方が収入が高いという統計が出ていますから、これから開業したいという医師はうまくローンを利用して開業から安定した運用までもっていきたいですね。
信用情報機関に登録されるといった基本は、他の職業の方と変わりません。
医師や看護師、薬剤師といった職業についていると、安定した収入があり、需要もあるため債務整理はうけやすいです。