債務者がローン利用中だったら

債務者がローン支払い中のケース

借金そのものもローンで返済が可能ですが、住宅や車を購入した際にローン支払いにする方が多いでしょう。
ローンを残して債務整理を行う場合は、任意整理を選択します。

 

自己破産でローンを残して債務整理を行うことはできませんのでご注意ください。
この場合は、住宅や車が差押え対象になります。

 

個人再生は、住宅ローンだけを残して債務整理を行えます。
車は査定額によって条件が変化するため、必ず残せるとは限りません。差額を支払えば残せるので、査定額を確認しましょう。
住宅ローンを残す場合は、返済期間を延長し、返済額の月額を減額します。総額自体は変化しません。

 

また、任意整理は選択性なので、あえて住宅ローンや自動車ローンを債務整理対象にすることも可能です。
この場合は、住宅や車は手元に残りません。

 

他の借金を返すために、住宅や家を査定にかけて売るという手もあります。これは債務整理にならないため、不動産買取業者を利用しましょう。
売れた金額で借金を返済できるかもしれません。

債務整理のあと

債務整理後はしばらくローンを組めないため、住宅や車を新しく購入する際は、債務者以外の家族の名義で契約するなどすることをおすすめします。